雷さんの嫁はアタフタする

国際結婚をした自身の体験記や自身の書き残したかった日常

ウチの旦那様は食材の新鮮さにこだわっている気がする。

旦那(中国籍)限定かもしれません。
でも、私が中国に暮らしていた時も街のあちこちでウンウンと頷けるものを感じるものがありました。

中国の方は新鮮な食材が異常に好き(かもしれない)
エピソード1 
中国の市場に行くと鶏が籠に(檻)に入れられていて(生きたまま)どの子がいいか選びます。
値段は若い子、オス、メス、鶏の種類、年取った鶏、で値段が決められていて、それに重さを測って値段を言い渡されます。
上海では鶏が主に見られたが地方に行くとウサギやガチョウといった生き物も見られます。
希望の子を選んだら隣の部屋に投げ込まれてその場で丸裸にしてさばいてくれるのです。
それはそれは手際よくちゃんと内蔵系やメスであれば中の卵も……。
さっきまで生きていた可愛い鶏を見ていたので正直心境は複雑ですが、煮込んだりするとめちゃくちゃ美味しくて我が家では週一ペースで注文してました。
あ、でもスーパーは流石に日本みたいな切り身ですよ。
ちなみに一番高いのは烏骨鶏だったと思います。

エピソード2
魚・海老・鰻・蛙類も同様で生きたまま選びます。
なんて食材が豊富なんでしょう。
私が妊娠した時、旦那様は鰻を生きたまま買ってきてくれましたが、なにせ生きがいい。
薄いビニールから脱出した鰻は路上にダイブし旦那様は路上で必至に捕まえるわけです。
路上で袋から逃げた鰻を捕まえる……日本では見られない光景でしょう。
家に帰っても鰻をさばいたことのない我が家は必死でした。
なんせ生きがいい。
仕方なくぶつ切りで調理。鰻は日本のうなぎ屋のうなぎが一番うまいなって思った瞬間でした。
中国でうなぎ屋開いたら儲かりそうやん!
鰻はそのままでしたが魚や蛙はさばいてくれますよ。手際よく!

エピソード3
ある日地方に行った時に店の前に羊が繋がれていました。
なんで店の前に羊が??
旦那に聞いてみるとどうやら
「ここは羊肉屋で俺の所の羊肉は新鮮なんだとアピールしているんだよ」
とのこと。
えぇ!!
しかし、しばらくして羊がなんか可愛そうだという声も上がり、店屋の前での羊くんは撤収となったようだ。
あ〜でも日本にもイケスってあるのと同じだけど、羊はなんかな。
魚と羊…。う〜ん。
旦那様曰く、日本でマグロの解体ショーをしているのを見るけど、残酷すぎるって言ってました。
うん、そうだなと。

エピソード4
中国の市場に行くと麺類や餃子の皮は打ち立てをくれる!
その場で作ってくれたり、目の前で機械を動かしてくれたり。
おぉ!流石中国四千年の歴史!

エピソード5
肉関係はこんなに新鮮さをアピール?しているのに野菜は正直イマイチだ。
キュウリは花がついていると新鮮な感じはします。
仕方ないとは思うけどペットボトルに水を入れたものをいつも野菜にかけてる。
市場だから冷蔵ケースもなかったから、葉物はすぐだめになる。
う〜ん。野菜は早朝、旬のものだと出たばかりの時を狙わないと。だめね。
以前芋系を買ったがはじめは美味しかった。
ホクホクで甘くて。
しかし数日後行ったら中身が腐っていた。あ、そのまま置いてあったんだな……。と悟ってがっかりした。見た目は変わらないからね。

日本のスーパーって、保管も温度もしっかり管理しているけど、それ込みの値段なんだよね。
中国の市場って、基本はなるべく野菜類は今日仕入れたら今日売るスタイルなんだよね。

ちなみにあちらで食べた豚足はとても美味しくて日本でも欲しくてあちこち探したけどすでに加工してあるか、冷凍かしかなくて、未だに恋しいな。

そのような環境で育った旦那様ですので、日本で賞味期限が近くて割引シールが貼ってある商品をなかなか買おうとしません、
私は夕方や閉店間際の半額シールのついた商品を狙っているのに!
そんな我が家ですので私一人買い物に行ったら家に帰ったらきれいに割引シールを剥がすときがあります。
まぁ、面倒くさいときはそのままなんですけど。
これは国際結婚あるあるかもしれません。