雷さんの嫁はアタフタする

国際結婚をした自身の体験記や自身の書き残したかった日常

プリペイドカード詐欺に引っ掛かりそうになった件

2018.6.22 それは突然にやってきた。

「コンテンツ利用料金が未払いです。本日中に連絡がない場合は訴訟手続きに進みます。03-●●●●-××××」

6/22 14:30頃 本日中ということは、17:00までがいろんな締め切りとして後2時間半の猶予。

今思えばこのメール自体怪しいんだが、タイミングがいいのか、二日ほど前にアマゾンの支払いに対して問い合わせをしていた所だった。
その件もあるし、実は自営の私はアマゾンに出品もしており、何か仕事で払い忘れているものがあるのかな?
ということで、電話してみることにした

電話口は男性で普通の感じ。(怖い感じや脅すような感じじゃない。事務的な感じでした。)
彼らは、Amazon系列の会社で、お客さんからWEBサイトで利用した料金を徴収を代行する会社とのことだった。
今や電気ガスインターネットの会社で、料金徴収の代行している会社はあるので、そういう会社もあるんだ~と彼らの話は疑っていなかった。

そして、今思えば、だれもが知っている「Amazon」の会社の名前をかたるのも、私たちに安心させる材料の一つなんだと思った。
現に私も「あ~アマゾンか」と思ったもんだ。

そして、彼らは言うんです。
「去年6月、ミルキーというWEBサイトにお客様が登録しましたが、一年間登録料を払っていません。つきましては、一年間の登録料と違約金と強制撤退費用が発生しています。金額は199700円です。」

私は全く身に覚えがなかった。
そもそも自分でもケチだと思うのに、有料のサイトへ登録すること自体がありえないのです。
私はすかさず彼らに質問をしました。

「あの~新手の詐欺かなんかでしょうか?」

もちろん彼らは「そうです」なんて答えるはずがない。
彼らは当然のように丁寧にそして事務的に親身に説明するんです。
脅したりはもちろんしない。
まるで、携帯電話を買うときの説明を受けているかのような感じなんです。

「なんですかそのサイトは?どんなサイトですか?」
と、私が聞くと
「動画を見たり、漫画を見たりするサイトです」
「ご家族の中にお子様やお年寄りの方はいらっしゃいませんか?お電話口の方以外でお客様の電話で登録した可能性もありますし・・」

もちろん、我が家は当てはまらない。
しかし、彼らは引き下がらない。

「最近では携帯の乗っ取りなどもあります。登録したサイトのアクセス数を調べることができます。もし、登録後アクセスがなければ日本の〇〇省(名前忘れましたが)が管轄するインターネットプロバイダー協会に連絡して払ったお金の95%お戻しすることができます。ただ、法律上はあなたの携帯から登録されていますので、支払いは行わなければいけません。が、後で戻ってきますので大丈夫です」
など、不安にさせての解決策を提案してくるのです。

おそらくここでのポイントはやはり誰でも知っている言葉を使うこと。そして解決策を伝えること。
総務省(例)・実在するインターネットプロバイダー協会、という言葉を使って安心感を与えるんだと思います。
また、法律という言葉もポイントだと思います。

私も実際その時は「解決策がある!何とかなる!」と思ったものです。

「95%は返金されるが残りの5%はあなたの番号が乗っ取られていないかなどを調査するために使うので、ご了承ください」
と、これもなかなか事務的で信憑性が高い言い回しだと思った。

とりあえず、先にお金を払えということなわけだ。
そして、本日中というのも、こちらの考える時間を与えない作戦というわけだ。

では、どのように払うのか?
簡単に言うと、コンビニでプリペイドカードを買って払うという。

カードを買う→番号を彼らに伝える→その番号を教えてもらえば、彼らはインターネットプロバイダー協会に続きができる。

というもの。

今まであらかた信じていた私はここで疑問を持った。
疑問1 コンビニでプリペイドカードを買っただけでは私がそのサイトに払ったという証明にはならない。
疑問2 電話で番号を伝えるというのは、カードの中身の金額の権利は電話口の人のものになる。
疑問3 199700円だが、20万のプリペイドを買ったら残りの300円はどのようになるのか。

疑問1・2については彼らに番号を教えることで、彼らが手続きをするから解決すると。心配はないというのだ。

とりあえず、4時に保育園のお迎えが迫っていたので私は一人焦っていた。
カードを買わなければという気持ちが迫っていた感じだ。

一旦ここで、コンビニに向かうために電話を切ることとなる。

だが、私はここで、どうしても疑問3の300円が気になって仕方がなかった。
それで私はインターネットプロバイダー協会に状況を説明し、どうしたら300円が戻ってくるのか確認の電話をした。
実在しているし、すぐに電話が繋がった。
そして、インターネットプロバイダー協会の人は、こういった。

「それ詐欺です!」

「!!」
私はここで、初めて詐欺だって認識した。
初めに詐欺ですか?と投げかけたにもかかわらず、説明を受けてその意識は遠のいていた。

「私たちも困っているんです。名前を使われているんで。」
「初めのメールは携帯のショートメールに来たでしょう?それ、ランダムにメール配信しているだけですよ。番号だから」
「身に覚えのない請求は払う必要ないんですよ。」

と、相談に乗ってもらい一件落着した。
後から後から実感がわいてきて、怖くなった。

そのあと警察にも相談。
詐欺の電話番号を教え、警察はしばらくすると同じ番号で同じような被害者がいるから、その番号は凍結されると。

警察官の人に褒めてもらったこと。
1、疑問があったら詐欺の人に質問したこと。
2、疑問点を電話を切った後に確認したこと。

今回初めて詐欺の電話にあいそうになって、詐欺師は初めは紳士的、事務的、普通の口調。
詐欺!って感じじゃない。
私も途中まで信じてたし。

最後に、はじめに伝えられたミルキーというサイトって、どんなサイトだろう?実在するのかな?と思って調べたところ、女性用アダルトサイトだった!
ありえないわ~

皆さんも気をつけなはれや!
ある日突然きますから。