雷さんの嫁はアタフタする

国際結婚をした自身の体験記や自身の書き残したかった日常

未だに怖いお父さん。でも初孫の前では菩薩。

今週のお題「おとうさん」

私(36歳)の父は56歳。土日に自室で筋トレ3〜4時間。もうこれを何十年と続けている。
ビールさえやめればもう腹筋もシックスパックに割れてムキムキのはずなのに。
ガタイがよくて坊主のため、見ためメチャクチャ怖い。
スーツを着ることがあるが鍛えすぎた体のため、首周りや、太もも腕周りが普通に売られているスーツではまず合わなくて、オーダーメイドしか選択肢がない。
彼の自分の体の脳内イメージはキン肉マンなのだが、ビールさえやめればそれも夢ではないぞよ。とだけ言っておこう。

以前クルーズで海外に行った帰りに船から降りたときに、今までゆる〜く下船していたのに、その怖すぎる見た目から尋問を受け、英語の喋れない父に向かい金塊の写真?ポップ?を見せて「ノーゴールド!」って、持ってませんから!
そして突然の荷物検査と身体検査が始まりやっと開放された話を母から聞いて笑ったわ。

娘の私とはあまり会話がなく、父に用事はまずないけど、ある時は母をワンクッションしてから会話…。私にとっては未だに怖いお父さん。
今はないけど昔はテレビを見ていた父の前を通ったら凄く怒られた。
とにかく短気で普段は仕事、休みの時は自分の趣味に走る父だった。
若い時はパーマに度の入ったサングラスだったのが印象的だ。
とにかく車を大事にしてて少しでも汚すとめちゃくちゃ怒られた。
家に上がるときもちょっとドキドキ。
母とは二人で外出できるけど父とは今は無理だな。
20歳の時に父と二人で行った愛知万博が最後だと思う。

母が言うには、あの人は言葉少なくて誤解されやすいけど、あんたんたちのこと心配してるんだよ。

らしい。う〜ん。男ってそ〜ゆ〜ところがあるのかな。気持ち全部汲み取れんわ。不器用なところがあるのかな。と捉えるしか。

そんな父に初孫ができて、声のトーンが何ターブも高くて可笑しかった。
子供たちにはしなかったが初孫には絵本の読み聞かせ、哺乳瓶でミルク、耳掃除。母は思わず写真に収めるほどびっくりした。
子供と孫ではこんなにも扱いが違うのか!

私の娘はあの怖い風貌の父がへっちゃらで、幼稚園の時の似顔絵はいつも顔が丸く赤く塗られている。(ビール飲んで顔が赤くなるかららしい。)
しかも「ちゃん」付けで呼ばれている。
何かと隣に座りたがる。(夕食の時とか、出かけるときとか)
そんな初孫に怒りもせず穏やかに見守る父。

あの気難しい父にそんな風にラフすぎる接し方をする人は後にも先にも多分ウチの娘だけだと思うな。
これぞ孫マジック。

なんだかんだで、いつも娘がお世話になっております。
私は程よい距離を保ちつつ、娘は遠慮なしにズケズケと距離を縮めますがそれもいいかなと思います。